全国安全週間が本日7月1日より1週間実施されます。
それに伴い1日午前7時半より、毎年恒例の「安全衛生講習」を全社員対象に実施しました。
今年のテーマは「高年齢労働者災害、転倒災害を防ごう」です。
弊社も例外でなく平均年齢が上昇気味にあり、若いつもりでいるベテラン社員も興味津々だったようです。
令和2年度において死亡災害事故の1位は墜落・転落だったそうです。
2位は何でしょう?と講師から問われ、うーんとしばし考えてみた管理人・・・以外にも転倒でした。
(よく見れば、テーマに転倒災害を防ごう!と書いてありましたね)
建設業界は平均年齢が高く、年々高齢層が増えてきていることを考察すると・・・結果の通りなのでしょう。
能力低下比率について25歳と55歳を比較しますと、55歳のポテンシャル(横文字の方が少しでも若々しいですよね)は下記の通りだそうです。
平衡機能:48%(まだまだ行けるぞ)
夜勤回復:27%(確かに夜遊びできません・・否これ仕事の事ですね)
記憶力 :53%(もう言い訳できません・・)
聴力 :44%(でもベテラン程、聞こえないフリして地獄耳なのは何故でしょう?)
薄明順応:36%(トンネルに入った直後は運転注意です)
視力 :63%(ち、近くが見えないだけ。まだまだ負けん)
またベテラン(高年齢者と書きたくありません)の特徴として、自覚と身体機能測定結果に差異がある!ことです。
歩行能力・筋力、静動的バランス、敏捷性などなど、自覚している数値より計測結果が半分以下しかない!というのが現実だそうです。
(唯一敏捷性だけは、自覚と測定結果が同値でした。素直に自覚していらっしゃるようです。)
身体能力が低下しているからこそ、ちょっとした躓きが転倒の原因となっているのでしょう。
転倒災害のキーワードは「ぬ・か・づけ」
ぬ :濡れた路面には滑る危険あり!(履物の選択も重要です)
か :階段の昇降時注意! (管理人は昇りで何故か踏み外します・・)
づけ:片付けて躓きリスクの低減!(整理整頓清掃清潔、4Sの基本ですね)
労働災害は、本人が受ける苦痛・精神的ショック以外にも、障害が残ったり最悪は死亡につながってしまいます。
家族には、本人以上の心配・悲しみが降りかかり、以後の生が活困窮になるやかも知れません。
「より少なくなるように」ではなく、絶対に起こしてならない、起こさせないのが労災事故です。
日本国はじめ世界中の労働者とその家族が幸せになりますように!
事故撲滅を目指して”ご安全に” !