ちびっこ諸君!冬休みも終わったけど、3学期を楽しんでるかな?
おじさんが小学校の頃は全校集会の校長先生の挨拶が「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」って言葉が定番だったんだ。
「去る」って言った後に「ウキーッ」って猿のモノマネして、先生から叱られて”げんこつ”喰らってたな。
あっという間に春が来るから、今しかできない勉強や遊びを満喫してくれよな。
寒い季節の屋外イベントって、なかなか足が進まないかな? ならば消防団活動として、1月14日(日)に吉塚校区のどんど焼き警備に参加したので紹介するね。
昔は学校のグランドや田んぼでやってた「どんど焼き」。今は火事や灰煙の問題で、どこでも出来なくなったんだ。
「どんど焼き」って何だ?と言うZ~α世代のために、ちょいと説明しよう。
どんど焼き・どんと祭りは一般的に田んぼや河原、神社と言った場所で、竹や木の棒でどんどやというやぐらを組みます。
そこに門松等の正月飾りを入れて焼きその火や煙に当たります。
そして、残り火で木の枝や竹に刺したお餅や団子をいただくという行事です。
どんど焼きで費や煙に当たることで、一年健康に過ごせるようになり、
どんど焼きで食べるお餅、団子を食べると虫歯にならない、健康になるという意味もあります。
また、どんど焼きのは灰は魔除け、厄除けの力があり、家の周りに撒くと良いともされています。
「お正月に歳神様(年神様)をお迎えするために飾った門松や松飾りを正月の終わる小正月に焼いて、歳神様を空へお送りする」というものです。
どんど焼き・どんと祭りはその一年の「五穀豊穣・商売繫盛・家内安全・無病息災・子授け・子孫繁栄・厄払い」と言った願いを込めて行われる行事です。
さぁ!いよいよ始まるぞ。
筥崎宮の神職と巫女さんも登場。
祝詞を上げていただき、お祓いを受け玉串奉納して清々しくなれたぞ。
いよいよ着火! ベテラン消防団員の腕の見せ処だ。
分団長の厳しい視線。失敗は絶対に許されないのだ!
次は正月飾り等を投入するぞ。
ゴーッと音と共に炎が龍の如く立ち上がり、青竹が破裂してドンパチと音が響く。
どうだ! おじさんは間近で見れたから羨ましいだろ?! 防火服を着てないと、耐えれない熱さなんだぜ。
きっとおじさんの身体の中にいる悪い虫も、これで追い出せただろう。今年はきっと人生2回目のモテ期がくること間違いなしだ。
焼き芋も焼いたぞ。人気があるのでおじさんには回ってこなかったけれど、みんなの笑顔で満腹だぜ。
灰が燃え尽きるまで監視して、最後は散水して鎮火を確認。
火は生活に欠かせないが、神聖であり畏怖なものでもある。
火を操ることができたからこそ人類は進化した。
だが!しかしだよ、万全の準備・態勢ができてこそ火を操る事ができるんだ。
みんなにお願いだ。公の行事以外では、絶対に火遊びしちゃダメだぞ!
もし「どんと焼き」に興味があるなら、来年も開催するから見学に来てくれ。
東光院さん特製の、ぜんざいもご馳走になれるぞ!
どうだったかな? 日本の伝統・文化が出来なくなってきてることは防災上しかたないね。今でも地域行事としてやっている所があるから、興味があったら調べて参加してくれよな。
最後に、自治会はじめ校区の諸団体の皆さま、博多消防団吉塚分団員の皆さま有難う御座いました&お疲れさまでした。